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無料で使えるWebセキュリティ診断・脆弱性診断ツールまとめ【2026年】目的別の選び方

執筆:IDEAVALU運営 · 更新:

結論から言うと、公開中のサイトの設定をすぐ確かめたいなら「外形チェック」型の無料ツール、Webアプリの中身の弱点まで調べたいなら自分の検証環境で使う脆弱性診断ツール、決済や個人情報を扱う本番サービスなら専門会社の有償診断が向いています。この記事では、2026年10月時点で無料で使える代表的なツールを、確認できる範囲と向いている人で比べます。

セキュリティ診断と脆弱性診断の違い

無料の「セキュリティ診断」の多くは、外から誰でも見られる情報だけを使う外形チェックです。SSL証明書、レスポンスヘッダー、DNS の設定など、ブラウザで開くのと同じ範囲を確認します。サイトに負荷をかけず、数秒から数十秒で終わります。

「脆弱性診断」は、攻撃に近いリクエストを実際に送り、入力欄やログインの仕組みに弱点がないかを調べる検査です。SQLインジェクションや XSS など、アプリケーションの中身の問題まで見つけられる一方、サイトの持ち主の許可が必要です。他人のサイトに行うと、相手のサービスを止めたり、法令に触れたりするおそれがあります。

さらに踏み込んだ「ペネトレーションテスト」は、攻撃者が目的(情報の持ち出しなど)を達成できるかを、専門家が手作業も含めて試すものです。

無料で使える主なツールの比較

外形チェック、ドメイン・メール認証、脆弱性診断の順に並べています。料金や条件は変わることがあるので、利用前に各公式サイトを確認してください。

無料で使えるセキュリティ診断・脆弱性診断ツールの比較(2026年10月29日確認)
ツール種類主に確認すること登録向いている人
IDEAVALU 無料セキュリティ診断外形チェックSSL証明書・TLS、HSTS・CSPなどのヘッダー、Cookie、SPF・DMARC・CAA、公開JSに含まれる秘密のAPIキー必要(無料)Next.js・Vercel・Supabase などで作った個人開発・AI製のアプリ
MDN HTTP Observatory外形チェックHTTPのセキュリティヘッダー、CSP の内容不要ヘッダーの設定を、Mozilla の基準で細かく確認したい人(英語)
SSL Server Test(Qualys SSL Labs)外形チェック証明書、対応する TLS のバージョンと暗号方式不要TLS の設定を詳しく確認したい人(英語)
Security Headers外形チェックセキュリティヘッダーの有無と評価不要ヘッダーの有無だけをすばやく確認したい人(英語)
セキュリティブースター外形チェック(簡易)OWASP Top 10 を基にした、SSL/TLS・設定不備・古いソフトウェアなどの簡易確認不要WordPress・EC-CUBE などで作った企業・店舗のサイト
デジライズ セキュリティ診断外形チェックメールのなりすまし対策、証明書、防御設定、公開されているサーバー、ソフトウェア画面で見るだけなら不要。PDF は会社情報などの入力が必要企業サイトの担当者
RiskLensドメイン診断SPF・DKIM・DMARC、SSL証明書、サブドメインの露出公式サイトで確認ドメイン全体のリスクを見たい人
ZAP(旧 OWASP ZAP)脆弱性診断実際にリクエストを送り、XSS などアプリケーションの脆弱性を検査不要(自分のPCで実行するオープンソース)自分の検証環境を持つ開発者

目的別の選び方

迷ったら、次の順に確認すると抜けが少なくなります。

  • 公開前・公開直後のサイトをまとめて確認したい:外形チェック型。個人開発や AI で作ったアプリなら、公開JSの秘密鍵まで見る IDEAVALU の診断、企業サイトや CMS ならセキュリティブースターやデジライズが候補です。
  • ヘッダーや TLS の設定を詳しく詰めたい:MDN HTTP Observatory、SSL Server Test。
  • メールのなりすまし対策を見直したい:SPF・DKIM・DMARC を確認できるドメイン診断ツール。
  • ログイン・入力フォーム・API の弱点を調べたい:ZAP などを、自分の検証環境に対して使う。本番環境で使う場合は影響を確認してから。
  • 決済・個人情報を扱う本番サービス、取引先からセキュリティ診断を求められた:専門会社の有償の脆弱性診断。

無料ツールを使うときの注意

外形チェックで合格しても、ログインの作り、データベースのアクセス制御、依存パッケージの脆弱性などは確認できていません。結果は「外から見える設定に問題がないか」の目安として使ってください。

脆弱性診断ツールは、自分が管理しているか、持ち主から許可を得たサイトだけに使ってください。外形チェックのツールでも、短時間に何度も実行するのは避けましょう。

IDEAVALU の診断が向いている場面

IDEAVALU の無料セキュリティ診断は、個人開発や AI で作ったアプリの公開前チェックに絞っています。ほかの無料ツールにない点は、ブラウザに届く JS から OpenAI・Stripe・Supabase の service_role などの秘密鍵を探すことと、見つかった問題を Claude Code や Codex にそのまま渡せる修正依頼にまとめられることです。

一方で、SQLインジェクションなどアプリケーションの脆弱性は検査しません。必要に応じて、この記事のほかのツールと組み合わせてください。

よくある質問

無料のセキュリティ診断だけで十分ですか?
外から見える設定の確認としては役立ちますが、アプリケーションの中身の脆弱性は見つけられません。個人情報や決済を扱うサービスでは、脆弱性診断ツールでの検査や、専門会社の有償診断も検討してください。
脆弱性診断とペネトレーションテストの違いは何ですか?
脆弱性診断は、既知の種類の弱点がないかを網羅的に調べる検査です。ペネトレーションテストは、攻撃者が特定の目的を達成できるかを、専門家が手作業も含めて試す検査です。
ドメインのセキュリティ診断では何を見ますか?
主に、メールのなりすましを防ぐ SPF・DKIM・DMARC、証明書の発行元を制限する CAA、SSL証明書、外から見えるサブドメインなどです。IDEAVALU の診断では SPF・DMARC・CAA と証明書を確認します。

参照した公式情報

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